こんにちは。
今月もあわただしく過ぎていきましたが、北欧のヘラジカは新しいプロジェクトの更新を準備しています。 さて。何から始めましょうか?
前回からのアップデートとしては、素敵なクリスマスマーケットに参加したことと、ゲストハウスが少しずつスケルトンになってきたことです。というわけで、まずは30歳のノルウェー人のおじいちゃんの記憶に新しい、クリスマスイベントから始めましょう。
今回のクリスマスイベントは、私にとって未来を覗き見るような感覚でした。
木頭の優秀な経営者たち(くるく、コーヒースタンドTanizaki)と一緒に、みんなで素敵なクリスマスイベントを作ろうということになったのです。小さなイベントでしたがとても楽しかったですし、ウイルスに悩まされたこの一年から、少しでも普通の生活を取り戻せたことはとても良かったと思います。
こういった地域の協力によるみんなの笑顔のために、ネクストチャプターはこれからも活動を続けていきたいと思っています。次回が楽しみです:)
第二のニュース!
ゲストハウスは、以前の亀屋旅館の骨組みを残すだけになってしまいました。
このスケルトンゲストハウスに関して、よく質問を受けます。
「ゲストハウスのスケルトンの上に新しい家を建てるのだから、建物全体を壊して、まったく新しいものをゼロから作ればいいじゃないか」というものです。
いい質問ですね。だから、ここできちんと答えたいと思っていたんです。
これには、基本的に2つの答えがあります。一つは、あまり本質的ではないのですが、このプロジェクトが当初想定していた以上のリノベーション規模に発展したということです。
これは、「LESS IS MORE(少ないほどいい)」というコンセプトを忠実でいられなかった私の責任でもあります。大きな夢は、自分で気づかないうちにつまずくことが多いのでね。
そんなわけで、当初は格安ゲストハウスを作るために簡単なリノベーションを考えていたのですが、徐々に壮大なコンセプトとアイデアを持ったトータルリノベーションに発展していきました。これが2つ目の答えへとつながっています。
企画・構想が「物語のあるゲストハウス」へと変化していく中で、亀屋旅館の形や歴史が、私の中で理に適っていたのです。ゲストハウスNext Chapterは、ある意味、現在の亀屋旅館の物語の「次の章」でもある。つまり、ゲストハウスのストーリーのコンセプトとすごく合っているんです。それが、プロジェクトが膨らんだ本質的な答えなんでしょうね。
(だから、亀屋旅館の骨組みを残すことには意味を込めています)
しかし、理由はともかく、私はこの選択に満足しているし、自信を持っています。
その道には、明らかに余分なチャレンジが伴っているのですが。
! ああ。ここで、新年早々、反省会みたいになってしまいました。
私が建築の訓練を受けていないことは、明らかに大きな課題の1つです。私たちの沢山の無学なアイデアは、私たちの大工の清水さんの頭を悩ませてしまったことでしょう。しかし、彼は私たちの奇妙なアイデアに対して、現実に(そして私たちの予算内で)機能する解決策を見出すために、本当に素晴らしい仕事をしてくれているのです。彼のサポートがなければ、Next Chapterゲストハウスは、野心的な子供たちが作ったクラブハウスみたいになっていたでしょうし(実際それもカッコいいと思うのですが)、それよりももっと重要なのは、「死の落とし穴」になる可能性まであったのです。だから、彼のサポートには心から感謝しています。
もう一つの課題は、当然ながら言語です。私の日本語は...せいぜい少しチャーミングな程度で、あまり役には立ちません。翻訳アプリで意図せず失礼な文章を読んでしまったり、ある日本語に対して文化的な配慮が足りなかったり(例えば、「おばさん」は「おねえさん」と呼んだ方が良いが、これは直接話しかける時だけけ、等。)することがあります。 幸いなことに、翻訳から日本社会との付き合い方まで、私の信頼する子分、川人さんのサポートがありました。そして、最近私の投稿のほとんどを翻訳してくれている原さん(原さん、長文になりすみません、本当にありがとうございます)。 その他、仁木さん、堀さんにもいろいろとお世話になりました。そして最近では、森口さんが事務処理の達人ぶりを発揮してくれています。というわけで、私はこのプロジェクトのリーダー的な存在ではありますが、プロジェクトの進展はほとんどこの人たちのおかげです。
この1年で、沢山の木頭の物語や人々、文化に触れることができ、その入口となるゲストハウスの完成がますます楽しみになってきました。
年の瀬を迎え、亀屋旅館もいよいよ本番。
12月までに土台から解体され、新年を迎えて次のステージへの再構築が始まります。旧章が終わり、“次章”ー「ゲストハウス・Next Chapter」が始まります。
(そう、この文章のチープさは百も承知だが、新年のスピーチはこうやって締めくくるのだ。映画で見たことあるし。)
そして、Next Chapterチーム全員から、新年のご挨拶を申し上げます。
Happy new year! Godt Nyttår! 新年あけましておめでとうございます!!
Alrik Fallet
Next Chapter プロジェクトリーダー / スカンジナビア半島の黄金ヘラジカ
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